弟泊まりに来るので前倒し更新。

匂いで記憶が蘇ることがある。しかし、その記憶が良いものであることがほとんど無い。何か胸を締め付けられるような思いに駆られるのが常だ。何故なのだろうと今日一日考えていた。
辛い時、人は深呼吸をして心を落ち着かせようとする。そのとき、普段より多くの空気を吸うからその分その時の匂いが出来事と結び付き記憶として残るのかも知れない。それがボクの頭に浮かんだ説だ。だから逆にボクは今日から「あぁ・・・幸せだ」と思えたときにこそ深呼吸をすることにした。
と思ったらいきなり生憎の雨。天気予報を見ないボクは傘を持って出なかった。元々雨は好かんし、その上ビショ濡れになってしまって気分は滅入っていく一方。帰りの電車で隣のお姉さんには煙たい顔をされるし。深呼吸をするどころか出るのはため息ばかり。おまけに電車で冷房でオナカが悲鳴を上げ出してきた。
和式は苦手、だからと言って洋式もねぇ、ということで駅のトイレはスルーし、なんとか家まで辿り着き、便座に腰を下ろす。間に合って良かった。張り詰めた気持ちも解け、いつも以上にトイレが落ち着き空間となる。
「あぁ・・・スッゲェ幸せ」


って深呼吸できるか!!