タダやしね。

バイト先の送別会があったんですが、それはもう荒れました。とは言っても別にボクが最後だからといってメチャクチャした訳でも、みんながボクに持っていた不満をブチ捲けてボクがそれにブチ切れたとかいう訳でもなくて、ひとりの女の子がベロ酔いしてみんなにカラみまくり、引かせまくり、それでも構わず騒ぎまくり、乗ってこないボクらに「お前等、しばくぞ!」を連呼するという訳の分からない状態なのでした。
主賓であるボクがフォローに周り、場の雰囲気を何とか保とうとしなければならないという由々しき事態でしたが、諌めながらもその度に彼女の推定Fカップの胸を揉みしだいていたのでボクとしてはそこそこ楽しかったです。
で、2次会の会計のときに永富くんがケータイでずっと誰かと喋っていて、その相手はどうやら地元・九州にいる彼女のようで永富くんがホントにバイトの飲み会にいるのかどうか怪しんでいるようでした。松波くんが呼ばれてバイト先の人間であることを言わされていました。安心した顔の永富くんを見るとボクの悪い虫が疼き出してきまして、「永富!早よ来い!向こうの女の子タクシー捕まえて待ってるぞ!」などと叫んでおりました。永富くんはビックリした顔でボクを見ながら彼女に今の人がよく話すバイト先の先輩だ、話通りの人だろ、と言っていました。一体、彼女にボクのどんな話をしているのだと聞こうとしましたが、永富くんはボクが近付くとすかさず距離を取ろうとするので不快に思ったボクは「永富!お前の部屋ゴムこないだのときのヤツまだ残ってるよな?」と叫びました。
彼女は何がなんだか分からなくなったようでとりあえずボクと代わってくれと言ってるらしく、永富くんから電話を受け取り彼女と話しました。「さっきの話、ホントですか?」と聞かれ「いいえ、永富くんちにはゴムなんて無いですよ」と返すと「そうですか、ビックリしましたよ」と言われたので「でも大丈夫です。ボクはゴムは付けない派ですから」とさらに返すと彼女は何も言ってこなかったので「よし、話は付けた」と永富くんに言いましたが彼も何も言ってこなかったので「ワシャ、落研か!!」と自分で突っ込みました。