よぉ言うわ・・・

大学時代の友人に会った。一留し神戸にいる友人、広島の大学に入りなおした友人、ボクの三人で飲むことに。待ち合わせの場所に行くとボクが一番乗り。しばらくすると広島の友人が。彼は向こうの大学で作った彼女と少し前に別れたとか言って電話してきてその愚痴をひたすら聞かされたのだが、その後の経過を聞くと、「まぁ、なかなかの笑い話になったで」と言う。しかし、それは三人揃ってからということに。もう一人も程なくして駆け付け、近くの焼き鳥屋へ。集まりの連絡はボクが回したのだがそのときに広島の友人が彼女と別れたことを神戸の友人に言っていたため早速その話へ。普段、冗談を言うようなタイプではない彼が満を持して語る「笑い話」とは一体どんなものか期待は膨らむばかり。
何でも彼女にはフラれたらしいのだが、その後も未練があり連絡を取って話をしようと電話したりメールを送ったりしていたらしい。しかし、彼女は応答することなく日は過ぎて行ったらしい。そのうち痺れを切らした友人が彼女の家に直接乗り込んだのだと言う。しかし、彼女は全く取り合おうともしない。友人はとにかく話がしたいと言う意思をドアをノックしながら彼女に伝えたと言う。純愛である。大人しい彼がそこまでしたのかと少し胸を打たれた。
しかし、事態は予期せぬ方向へと向かう。彼女は彼が家まで押し掛け、ドアを叩いて大声を出したことに精神的恐怖を味わったのだと言う。そしてその旨を学校と警察(!)に通報したらしい。
学校には反省書を書かされ、同じ授業に出ることを禁じられ、試験は一人別の教室での受験となったらしい。彼女の友人一同から「アンタ、もう学校止めぇや」などと言われているらしい。それで彼は4月に入ったばかりの大学を辞める決意をし、大阪に編入できる学校があるのでその手続きで今回帰省したということだ。

「な、笑えるやろ?」


オマエ、涙目やんけ。